ミスドで水を頼まなくなった2
学生時代はお金がなかった。
ドーナツを食べたい!
汁そばも食べたい!
だけど喉も乾く!
でも飲み物も頼んだらお小遣いなくなっちゃう!
そうなるとあの呪文を唱えるしかない。
「オミズクダサイ」
これ、店舗にもよるみたいだけどお水もらえないところもあるみたいですね。
幸い地元のミスドは駅前にあり学生の利用も多いからかお水提供オーケーでした。
ありがたや。
あの頃はお水貰えて助かりました。
あの頃のわたしにかわって御礼申し上げます。
あれから10年。
(嘘です、10数年たってる)
お金がないのは変わらない!
家計を預かる主婦だもの。
だけど、大人になった私はある概念を理解し、そして利用している。
それは
“場所代”という概念。
昔は納得できなかった。
なぜ喫茶店のコーヒーはあんなに高級なのか…
それは提供のための人件費や技術料、手間、原材料もさることながらその空間で休むという権利を与えられた場所代であるからだと。
つまりそのコーヒーを頼むことで我々は有意義にその場で過ごす権利を買うことができる。
それがミスドでも言える…
子連れで行けて子供が喜びかつ低価格で適度なザワザワ感のある小腹が満たせる場所。
そこで堂々とわたしは寛ぎたい。
たとえ横で乳児がうにゃうにゃ言おうとも(泣くときはテイクアウトにして退店する)
昔受けた恩(飲み物頼まずに無料のお水もらってた)をお返しするため、
そこで過ごす権利を得るため、今日もわたしはコーヒーを注文する。
そして、かならず
二杯目お代わりもする。
(コーヒーのおかわり無料)