ムカデと幼児の後日談
ムカデと幼児 - ただの主婦がブログをはじめてみた
こちらの話で、うちの幼児が
目の前で殺したムカデを偲び大泣きしたことを書いたのですが…
その後日談を。
最近庭での泥遊びが大好きな幼児。
その日も外の立水栓のそばでスコップとバケツを使いながら遊んでいました。
すると幼児が「ママ、カブトムシいるよ!」
カブトムシ…?
こんな住宅街に…?
幼児が指す方向をみると
立水栓のシンクの中で脚を高々と空へ向けてひっくり返って召されたカミキリムシが。
※一瞬Gかと思って飛び上がりました。
シンクを登れず日光にやられたのか、カラカラに乾いておりました。
わたし「あー、もう死んじゃってるねー」
そういうと、何か言いたげにわたしを見つめる幼児。
わたし「…カミキリムシさん、土に埋めてのんのんする?」
※のんのんする=拝む
幼児「うん。」
というわけで、立水栓のそばの土をほり、スコップでカミキリムシをすくって土の中へ移動し埋めると、幼児は目を閉じて手を合わせカミキリムシに「のんのん」した。
あぁ、なんて慈悲深い。
もしかしてわたし、ナウシカ産んだのかな。
気が済んだのか幼児は再びバケツとスコップで泥遊びを再開した。
泥と水で混濁したバケツの中をみると、小さな羽虫が泳いでいるのを見つけた。
わたし「ありゃー、水に落ちちゃったのね。どうしようかなー、まだ生きてるけど…」
呟いた瞬間、幼児は
幼児「あー!虫さんだ!」と
持っていたスコップで水中の羽虫目がけて乱れ打ちをはじめた。
波打つ泥水
飛び散る泥水
汚れる幼児の体操服(幼稚園帰り)
もはや生死不明の羽虫(行方不明)
幼児の心は、よく、わからない。
とりあえずうちの子ナウシカじゃないらしい。