何歳だって砂場で遊んでいい
最近のルーティンとして幼稚園から幼児が帰ってきたらおやつを与え、YouTubeを見せて、公園遊びにでかける。
15時に幼稚園から帰ってくるのでこうでもしないと夕飯まで時間がもたない。
徒歩5分にある公園は
夕方は主に小中学生や幼稚園保育所の年長さんなど大きいお姉ちゃんやお兄ちゃんが遊んでいる。
よく通っているおかげで、顔見知りの高学年のお姉ちゃんたちは幼児や乳児と一緒に遊んでくれたりするので助かっている。
しかし、生憎今日はいつもの高学年のお姉ちゃんたちは不在で
どちらかというと年長さんから小学校低学年の子が多かったと思う。
いつものように砂場で遊び出した幼児のそばに、今日は年長さんの女の子(仮名・まるこちゃん)が声をかけてくれた。
聞くと、どうやら同じ幼稚園のようで幼児もまるこちゃんのことを知っていたようだった。
一緒にお山をつくったり、トンネルをほったり、お料理のマネをしたり。
フリーダムに歩き回る乳児の世話に追われる母としては一緒に遊んでくれてとても助かった。
幼児もとても楽しそうだった。
砂場の目の前にブランコがあるので、幼児とまるちゃんがあそぶのを見守りつつ、わたしは乳児を抱っこしてブランコに腰をかけた。
となりでは小学生か年長さんぐらいの女の子たちが同じくブランコで遊んでいた。
すると、耳を疑う会話が。
「まるこさぁ〜春から小学生になるっていうのに砂場で遊んでるよー?ありえなくなーい?」
「だよねー。まださー、地面にお絵かきとかならわかるけどさー。砂場とか普通もう遊ばないでしょ」
これがまた!本人に普通に聞こえそうな声量!
すると、まるこちゃんがわたしの元に駆け寄ってきた。
「はい!あげる!」と手渡されたのは
砂場の土に混じっている小さな貝殻。
まるこちゃんはそのまますぐ砂場に走って戻り、幼児とまた遊びはじめた。
今の会話が聞こえていたかは、わからなかった。
隣の女の子たちもまるちゃんが急に近づいてきたせいか、少し気まずそうな顔をしていた。
こういう時、どう対応するのが
大人の正解なんだろう。
とっさのことで、となりの女の子たちには何も言えなかった。
ただ、ブランコを降りたわたしはまた砂場に戻りまるこちゃんに
「砂場、楽しいよね!」
と大きめの声で言うのが精一杯だった。
おそらく、娘の通う幼稚園は冬もはだし教育で乾布摩擦とかしてて、雨上がりの泥遊びも奨励しているようなところなので
もしかしたら女の子たちとは幼稚園はちがっていて、遊び方の差もあったのかもしれない。
その本当のところはわからないけど、
幼児にも乳児にも
いつか自分が少し大きくなった時は
まるこちゃんや高学年のお姉ちゃんたちがしてくれたように、小さい子と一緒に楽しんで遊んでくれるようなレディになってほしいなと思った出来事でした。
あと!
砂場って全然小学生でも遊ぶでしょ!
むしろ大人も遊んじゃうよ?!
遊びに年齢なんて関係ない!
君が遊ばないなら、それだけでいい。
誰かが楽しんでることに、やってることに
水を差すようなことはしちゃいけないなと。
わたし自身も肝に命じることにします。