産後うつを疑われ受診した話④
1人目、幼児を生んで4ヶ月の頃
骨盤矯正をしようと思い立った。
子どもを産む時にどうしても骨盤がゆるむ関係で、骨盤が動いて歪んでしまうので
放っておくと身体の不調はもちろん更年期の不調にまで繋がりやすいと聞いたからだ。
しかし、骨盤矯正をするにも小さな娘がいるしどこに預けようかと考えていたら
託児付きのところがあるのを見つけた。
そこではじめて、「カイロプラクティック」という言葉を知る。
要は整体のひとつであるが、日本では医療行為とされないため保険適用外になるのが痛いところ。
ほかのカイロにいったことがないので比べられないけれど、わたしの通うところの先生は勉強熱心で腕もいいようで
実際はじめて行った時、数年前の交通事故のことやわたし自身が吸引分娩で生まれたことも全部身体を診て見抜いてしまった。
3回ぐらい通って、腱鞘炎になっていた腕やずれた骨盤も矯正したおかげか
そこからの体の回復は早く、気持ちも前向きになっていった。
よく自分の母が言っていた。
出産という人生の中で一二を争う痛みを経験すると自分の痛みや苦しみに鈍感になる、と。
何か起きた時に「ちょっとしたこと」として、我慢できるようになってしまう。
そうなると、引き返せないほどに事態が深刻になることもあるかもしれない。
自分の身体を労わることは本当に大切なことなのだと、気付かされた。
体の痛みやしんどさは、ネガティブな感情に結びつきやすい。
そこから、気持ちまで病んでいく。
わかっていたはずなのに、2人目なのに、
わたしは忘れていた。
つづく